『毎年、カキの季節はこうして幕明けします。』

１０月１０日頃より、今シーズンのカキの成育具合を見極める為、米田海産さんより少しずつカキの入荷を始め、オイスターヴァリエ（殻付カキのオーブン焼き５種盛り）の準備を始めます。

１０月２０日頃。米田海産さんも本格操業になります。いよいよヤマライのカキも本格スタートです。日を追うごとに入荷するカキは良くなっていきます。米田海産のGｏサインはヤマライのGｏサインです。

ヤマライの店頭に『THE "R" months』の真紅の旗がはためく時、いよいよヤマライのシーズンです。広島の冬の味覚を存分にお楽しみ下さい。

オイスターヴァリエはコースのオードブルとしてお召し上がり頂けます。（ランチの\2,000のコースは除く）

ヤマライのカキの美味しさの秘密を少し・・・

Q-１．ヤマライのカキは他のカキと何が違うの？
Ａ．ヤマライがある江波地方は草津と並ぶカキの養殖の発祥の地でもあります。それは400年も前のことです。それ以来、江波の川岸は、多くのカキ業者さんの立ち並ぶ広島カキの本場となりました。
その多くのカキ業者さんの中からヤマライでは昔から「米田海産」のカキを選んでいます。毎朝、江波山を駆け下り、米田海産さんにカキを仕入れに行きます。

Q-２．米田海産さんのカキはどこが違いますか？
Ａ．総じて広島カキの特徴は、身太りが良く、クリーム色がかかり、ひだが黒く、色の濃いものが良いと言われています。米田海産さんのカキはこの広島カキ、特に純粋な広島カキにこだわり続け、生産されています。広島カキが自然災害などの影響を受けた時、宮城や他の地方のカキを入荷しました。こうなると、カキは自然交配により他地域のものと混ざり合います。しかし、米田海産さんでは広島カキの稚貝を大切に受け継ぎ、限りなく純粋な広島カキを育てることに努力されています。
そして、ヤマライのオイスターヴァリエ用にと、その日のカキの中でも一番良いものを選り分けて下さいます。そのおかげで、いつも良質のカキが入荷できます。米田海産さんのカキは広島カキの特徴がとても良く表れたカキです。

Q-３．カキの美味しさって何？
Ａ．カキは「海のミルク」と呼ばれるようにとても栄養価の高い食品です。また、海の香りがカキの美味しさを増すとも言われますがカキの美味しさは、なんと言ってもその旨味成分の凝縮です。寒さが増すたびにカキは身が太り、体の中に旨味成分を蓄えていきます。これが、口に入れた時にひろがるミルキーでまろやかな豊潤な味わいになるのです。

Q-４．カキを食べてお腹が痛くなるなんて聞きますが…？
Ａ．カキには生食用と加熱調理用の２種類があります。
生食用は清浄海域で獲れ、出荷前には無菌海水を用い24〜48時間浄化した後、出荷するなどの厳しい規制がありますので、新鮮な生食用であれば問題無いでしょう。一方、加熱調理用は完全に加熱して食べます。腹痛の原因は、この時の火の通し方の不完全さにあると思われます。「カキは生が一番」とか「火が通り過ぎたカキは美味しくない」などの俗説があります、この為にカキへの火の通しが軽く考えられていることも原因の１つと思います。

Q-５．2006年に話題になった「ノロウィルス」とは何？
Ａ．「Q-３」の話とも重なりますが、二枚貝にはノロウィルスという腹痛の原因となるウィルスがいます。しかし、ノロウィルスは火を確実に通す（中心温度75℃以上で５分以上）ことで死滅し、安心して食べられるカキになります。
ノロウィルスのことはヤマライではかなり以前から知っていましたので、その対処法（調理法）も熟知しており、ヤマライのカキは完全に火を入れますから安心です。
特に、米田海産さんのカキは火を入れても身の縮みが少なく、火を完全に通すことで、芳香もより優れたものになります。ですから、これまで「ヤマライのカキは火が通り過ぎだ」との誤解もありましたが、2006年のノロウィルスの事があって以来、「ヤマライのカキの良さを再認識した」と言われるお客様もいらして、誇らしく思っております。

Q-６．ヤマライのカキを一言で表現するなら？
Ａ．ヤマライのカキは、安全で安心してお召し上がり頂けます。広島カキにこだわる『広島カキの名巧　米田海産のカキ』と、カキの安全性を熟知したヤマライの料理人が作る名物『オイスターヴァリエ（殻付カキのオーブン焼き５種盛り）』は、四半世紀にわたりヤマライを支え、多くのお客様に愛されてきました。安心してお召し上がり下さいませ。